小学校の補助教材の見直し
こんにちは。2023年も折り返して、湯梨浜町の6月定例会が明日からスタートします。
11日(月)には一般質問もあり、今回は2点取り上げたいと思います。
一点目は小学校の補助教材についてです。補助教材とは、教科書以外の教材のことで、算数や漢字ドリルなどの問題集や算数セットやリコーダーなどを指します。
今回は、その補助教材の中でも算数セット、鍵盤ハーモニカ、書道セットを学校の備品にして、保護者負担を減らせないか、という質問です。
令和3年度入学時のデータによると、
算数セット:3000円(税込み)
鍵盤ハーモニカ:5750円(税込み)
習字セット(不明)
という金額でした。
算数セットについては、点数棒やおはじきに一つ一つ名前シールを張る作業など、保護者が苦労する補助教材ですが、小学校低学年の間だけの利用で、その後の使用はほとんどないと聞きます。また処分に困るという声もありました。
他の自治体では、算数セットの一部部品(ブロック、計算カード、時計)のみの購入にし、その他は備品化した例もあります。
そこで、算数セットと同様に、鍵盤ハーモニカや習字セットも併せて、備品化できるところはないか、教育委員長に質問したいと思います。
湯梨浜町でこども・若者の「居場所づくり」
2つ目の質問は、町内のこども・若者の「居場所づくり」です。
ずっと質問し続けているこども・若者の権利や居場所についてです。今回の質問は、児童館以外でもこども・若者が意見を言える場や遊べる場を作れないか、というものです。
みんなの図書館さんかく館長の土肥潤也さんも居場所の数に言及していましたので、少しシェアします。
居場所の数が多い子ども・若者の方が自己肯定感も高いし、チャレンジ精神も高いし、充実感も高いし、将来への希望も高いし、社会貢献意欲も高い。つまり、まちのあちこちに色んな子ども・若者の居場所をつくるのがめちゃ大事ってこと。https://t.co/RyV9DoklWk pic.twitter.com/AHeQxGKkI6
— 土肥潤也@みんとしょとわかまち (@JunyaDohi) 2023年5月16日
もちろん、公共施設だけでなく、私のやっている塾や友人たちがしているお店なども居場所になっているし、なる可能性もあります。
ただ、個人的な気持ちとして、中学生・高校生が出入りしたくなる場所というのが公共施設に少ないのが現状だと思っています。
ユースワークの経験のある児童館や民間団体の知見を借りて、現状の施設・職員でできることをやっていくことが必要だと感じています。
例えば、ボードゲームの貸し出しなどは、米子市児童文化センターでは行っており、週末になると親子連れやこどもたちでにぎわっています。
ただ図書館、公民館の各施設の職員にも限りがあります。そこで、町として、こどもの居場所づくりやユースワークをコーディネートする職員を育ててはどうか、と問題提起しようと思います。
図書館・公民館・児童館と、一見似た施設ですが、管轄や役割も当然異なります。しかし、こども・若者たちを町一体でサポートする場合には共通の理解や仕掛けが必要だと私は考えます。人材育成の重要性や管轄を超えたこども・若者へのサポートの必要性を町長に問いたいと思います。