こんにちは。湯梨浜町議会の中森圭二郎です。前回の総務産業常任委員会の視察で訪れた泉佐野市のレポートに続いて、今回は滋賀県長浜市のレポートになります。
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学校跡地利用と体験型観光
泉佐野市→長浜市へは、南海線空港急行からJRを乗り継ぎ、2時間ほど。道中同僚議員のお一人が財布を落とすというハプニング(無事見つかりました)もありましたが、無事に到着しました。
長浜市の視察の目的は、小学校跡地を活用したウイスキー醸造や体験型観光について議員が勉強するためです。湯梨浜でも旧東郷中学校跡地に、酒造会社がウイスキー蒸留所を建設し、蒸留所見学や試飲サービスなどを予定しています。
着いた当日、長浜浪漫ビール株式会社が営業しているレストランに行ってきました。クラフトビール、ブレンデッドモルトウイスキーなど、自社で生産しているお酒以外にも食事もできました。店長さん曰く、地元の方よりも観光客の方が多いということでした。
市が体験型コンテンツ発掘、サイト構築
翌日、長浜市役所で市で行っている観光支援について、お話を伺うことができました。令和2年に観光庁の補助事業「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成実証事業」で体験型コンテンツを8本作り、コンテンツ販売のためにオンラインサイトを構築されたそうです。近年、滞在客が長浜市で消費する金額の単価も上昇しているというこでした。
ヒアリングとAIカメラで消費者動向チェック
その後、長浜駅前の観光スポット「黒壁」に行き、取り組みについて引き続き説明を受けました。長浜市では、毎年定点で旅行客にヒアリングを行っており、日帰り・宿泊客の観光消費額を把握し、またAIカメラによる年齢や性別といった消費者動向をチェックし、観光産業のデータ収集に努めているとのこと。もちろん、収集したデータは事業者などに開示して、新事業や新商品の検討に使われています。
湯梨浜町でも、宿泊客数だけでなく、事業者に資するような消費動向などのデータ把握に努めるべきだと考えます。また、農業体験やサイクリング、ウォーキング、カヌーといった現在ある体験型観光をもっと分かりやすく伝えるように事業者を支援したり、町がみずから体験型観光をさらに発掘していくことも必要かと思います。
総務産業委員会として委員会の中で議論したり、一個人の議員として一般質問で町に対して提案できるよう、今後も勉強していきたいと思います。